家を建てるなら知っておきたい 建物の構造ガイド

家を建てるなら知っておきたい 建物の構造ガイド

木材の性質

天然の木材は、戸建て住宅などに使用する場合、長所もあり短所もあります。
木材は、天然素材なので、製品としての品質が全く同一ということではありません。
可燃性であること、乾燥し収縮することにより、狂いや変形が生じること、同一樹種でも生育条件により力学的性質に幅があること、高温多湿の環境では腐食したり、害虫の影響を受けやすいことがあげられます。
木材の長所としては、鉄筋コンクリート像や鉄骨造の構造材と比較すると格段に軽量で、強度があり、地震時に受ける力は自重に比例するので有利になります。
また、切断切削などの加工性が良く、釘打ちやビス止めなどの施工性が良い点もあげられます。
木目が美しく、熱伝導率が小さいので、触感が良く、金属製の窓枠の用に結露しません。
大気中の温湿度と木材の含水率が平衡状態になるので、室内の調質効果もあり、日本の戸建て住宅には適している材料なのです。
木材は、せん断に対しては弱い性質を持っていますが、引っ張りには強く、身近で優良な構造材として利用されてきました。
構造材としての木材の大きな特徴は、軽量の割に強度があります。
また、木材の耐久性を維持するためには、管理が重要で、奈良時代に建てられた建築物も、厳重な維持管理を行うことにより現存しています。
しかし、木材は、腐食やシロアリ被害、害虫被害、風化などにより老朽化したり、地震などで倒壊する可能性が高く、長年維持管理していくためには、それなりの努力が必要なのです。
木材の害虫による代表的な被害に、シロアリによる被害があります。
シロアリは、全国的なものと地域的に生息するタイプがあり、活動環境は腐朽菌の生育条件とほぼ同様です。
比較的暖かく湿度が80%の環境にある場合、腐朽菌にとって最良の育成条件が整っているといえます。
建築物では換気が悪く湿度が高い場所や、排水管からの水漏れ、換気の悪い床下、結露しやすい場所、土台、水を使用する台所や洗面所、トイレやバスルームにおいては、注意が必要です。
また、シロアリ被害も、直接目に見えないので、定期的なメンテナンスをしていかなければなりません。

Copyright (C)2017家を建てるなら知っておきたい 建物の構造ガイド.All rights reserved.