家を建てるなら知っておきたい 建物の構造ガイド

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床と屋根の説明

在来軸組構法の床組には、直下の地面やコンクリート面で支持される床組と、柱や梁などにより支持される床組があります。
前者の床は主に戸建てなどの建物の1階部分に使用されており、束立て床と転ばし床があり、束立て床は、地面上の束石に床束を立て、大引を支持し、直角方向に根太をかけます。
大引きの間隔は約90cmで、根太には太めの角材を用います。
根太の間隔は基本的に30〜40cmとなっていますが、大型家電製品やピアノ、本棚などの荷重が大きいものを配置する場合、根太を密にしています。
転ばし床は、コンクリートスラブの上に直接大引を固定し、根太をかけます。
この床組は、コンクリートに直接仕上げた床の歩行の感触が硬くなることを避けるために使用されています。
柱や梁などにより支持される床組は2階以上の床に用いられていますが、階下の間取りや空間の規模によりその種類が決まっており、根太床、梁床、組床があります。
根太床は、根太を支持する横架材の間隔が短く、根太のみで床を支持する簡易的な床となっています。
梁床は、梁で根太を支持するもので、組床は、最も規模が大きく大梁に直交して小梁をかけ、直交し根太をかけています。
2階以上の階層には部屋数が多く、下の階には広いリビングがある場合が多く、その場合、2階の柱は大梁や小梁に支持させています。
水平力に対して火打ち梁を取り付け、合板を釘打ちし、床の剛性を高めることができます。
次に屋根に関する説明ですが、一般的に在来軸組構法では、和屋根が使用されています。
和屋根は洋屋根とは異なり、屋根の大きさや形状に容易に対応することができ、屋根材にはチタンのように軽量なものから天然スレート、瓦屋根のように重量のあるものまで使用されています。
和小屋の場合は、その重量を来や梁が支持します。
小屋梁には、曲げの力に強いマツ丸太を用いて、側面だけを削ぎ落とし、残りはそのまま曲がった状態で、むくりを上にして使用します。
屋根面の傾斜を取るために、小屋梁に束を立て、束の上に桁の平行に母屋を乗せ、母屋に直交して垂木を乗せ小屋組みができます。
桁の隅角に火打ち梁を設ければ、剛性を高めることができます。

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